K845BTレビュー
今回はヘッドホンのレビューをしたいと思います。オーストリアに本社があるAKG(アーカーゲー)のK845BTです。
実はこのK845BTはK550のポータブル&Bluetooth搭載版です。
K550
k545(K550のポータブル版)
K845BT(K545+Bluetooth)
・・とシリーズ化(?)されています。ポータブル版とはポータブルオーディオでも音量が取れるように抵抗値を下げたものです。一般的なヘッドホンは抵抗が大きいものが多くポータブルオーディオでは音量が取りづらいって事があります。
今回購入したものはK845BTです。K550と比べても4000円程度の差額しかなく無線でも使用できるK845BTの方が使い勝手がいいと思ったからです。音質は上記3機種ともほぼ同じでした。(視聴済み)
1.外見
黒を基調としバンドは金属でできています。その割には重さを感じません。
バンドにはメモリがプリントされており引き伸ばして長さが調整ができます。
L側にmicroUSBがあります。充電用ですね。
R側にはBluetoothのボタンと3つのボタン、それに3.5mmステレオミニジャックがあります。充電がなくなっても有線で聴くことができ、Bluetooth非対応機種もこれで対応します。頭頂部の当たる部分はクッションが付けられてます。長時間の使用も安心ですね。
それとハウジング部分ですがツルツルのプラスチック?の様な素材になってます。K550・K454では金属のヘアライン加工がしてあってカッコいいんですが恐らくBluetoothの通信の為でしょうか?しかも指紋が結構付きます。自分はあまり気にしないようにしてますが好き嫌いが分かれる所かもしれませんね。
蛍光灯が写り込んでますね。
ちなみにこのようにハウジングを回せばややフラット気味になり収納&持ち運びしやすくなります。
2.付属品
3.5mm3極ステレオミニ ストレート1.1m×1
USBケーブル(マイクロ)×1.3m
が付属します。あと日本語の説明書もあります。まぁ操作は簡単なんで必要ないかもしれませんね。
3.Bluetooth接続
対応プロファイルはA2DP,AVRCP,HSP,HFPとなっています。最近話題のNFCにも対応しています。スマートフィンなどNFC対応製品とハウジング部にタッチするだけでペアリングが完了します。説明書には一切、記載されていませんがなんと高音質・低遅延が売りのapt-xにも対応しています。Macで確認済みです。なんで記載されてないんだろう・・大人の事情ですかね(汗
ただし、より低遅延であるLow Latency にも対応しているかは確認できませんでした。
写真ではわかりませんが「ビポッ!」と音が鳴り、青く点滅します。
後はMac側でBluetoothをオン!『AKG K845BT』が表示されるので接続を押すだけです。簡単ですね!自動でPINも入力してくれます。一度ペアリングしてしまえば後は電源入れるだけで接続してくれます。
ちなみにBluetoothで接続中に有線を刺したところ有線のみの接続に切り替わりました。
4.音質
では肝心の音質にいきましょう。今回はBluetooth接続と有線接続を同じ音源で比較します。
まずは有線接続。付属の3.5mmステレオミニを使用。何と言ってもこの高音域の伸びと煌きですよね。女性ボーカルなんか非常によく合います。ピアノ、バイオリンなんかも相性がいいです。低音もAKGにしては出ている方だと思います。ただもともと刺さり気味の音源は注意が必要かもしれません。刺さります。だけどこの高音域の美しさは癖になります!
で、Bluetooth接続。なんと無線でも有線とほとんど変わらない音質です。接続がapt-xって事もあるとは思いますが、有線との差はほとんど感じられません!しっかりAKGらしい音が出てます!無線でここまで鳴らせるなら文句はないでしょう。音質を気にすることなく無線で使用できるのは大きいですね。
5.残念なところ
ちょっと気になった事もあります。Bluetooth接続時ですが定期的に青いLEDが点滅します。明るい場所ならともかく暗い場所だとほっぺたあたりが青く光って目に入ります。動画視聴時なんかはやや気になりますね。LEDの場所はもうちょっと考えて欲しかったなぁと。
6.総合評価
無線で使える点、音質面で有線と無線の差があまり無い事を考えるとなかなかいいんじゃないでしょうか。ハウジング以外は指紋が目立たない仕様になっていて高級感もあります。自分は初めてのヘッドホンになりますがこれを機に興味が湧いてきました!いずれはハイエンドを!