だらだらCEの平凡な毎日

何でも屋、臨床工学技士。日頃思いついたどうでもいい事を下手な文章で綴っていきます。ポータブルオーディオ・イラスト・デジタル物などなど・・ちょっとラベノなんかも書いてたりして・・

何でも屋、臨床工学技士。日頃思いついたどうでもいい事を下手な文章で綴っていきます。ポータブルオーディオ・イラスト・デジタル物などなど・・ちょっとラベノなんかも書いてたりして・・

透析って何??

自己紹介に仕事の事はほどほどにって書いたんですが、やはり一度、透析について話をしようと思います。いきなり専門的な内容でごめんなさい。だけどみんなに知っていて欲しいと思います。

 

そもそも透析ってなんぞや?ですよね。人工透析いわゆる透析は腎臓の機能が低下したもしくは廃退した人の腎臓の機能を代行する治療です。
じゃぁ腎臓って何をしてるとこなの?と思いますよね。一般的には尿を作ってる所。まぁこれは有名ですよね。じゃぁ尿ってどうやって作ってるの?
みなさん全身に血液が回ってますよね。じつは血液は全身を回って体の老廃物を運ぶ働きがあります。だって小さな細胞が集まって生き物を構成してるわけです。血液が食べ物を運んで食べてそりゃ残りカスも出るでしょう。生きてますからね。血液はゴミ収集車のようにゴミを集めて腎臓という処理場へ運びます。そこで腎臓は処理していらないものを尿として排出してます。だけど処理場がうまく機能しないと血液中にゴミが溢れてくる事になります。ましてや処理場がボイコットしちゃうと目も当てられません。このような状態を腎不全と言います。人によって様々ですが尿量も少なくなり最終的にはほとんどで出なくなります。飲み物や食べ物に含まれる水分もどんどん体に溜まり水ぶくれの様な状態になります。溜まりに溜まった水は肺にも溜まる様になり呼吸が苦しくなり心臓が肥大し最終的には停止します。
 
 
 
そうならないように機械で体に溜まった老廃物と水を抜きます。それだけ書いちゃうと病院にきてぱぱっと抜いちゃえばいいんじゃね?と思うかもしれません。しかし現実は、腕の動脈と静脈を手術で繋ぎ合わせシャントというものを作ります。血流量が増えるので外見からでもわかるくらい血管が隆起します。そこに献血で使う針と同じ太さのものを2本刺して血液を体外に出して老廃物と水を抜き綺麗になった血液をまた体に返していく。という事をします。これを人工透析と言います。私も針を刺しますがこんな太い針、痛いよなと思いながら刺してます。しかも一回の治療でかかる時間が4時間です。ずっとベッドの上にいなきゃならないんです。その治療が週に3回もある。それだけ時間かけても腎臓がやってる事のわずか10%程度だと言われています。24時間働いている腎臓には到底及びません。しかも一生続きます。腎臓が良くなる事はないんです。だけどこの治療をしないと腎臓が完全に廃退した患者さんは10日程度で命を落とします。なので大災害が起きると大変なんです。食料や水は早い段階で配給があるかもしれませんが透析患者さんは透析も受けないといけないんです。ちなみに透析には大量の水と電気が必要になります。ライフラインが寸断されるとまず治療を受ける事ができません。透析患者さんにとって透析は命をつなぎ止める大切なものなんです。
 
 
最近は医療ドラマが流行ってるのか透析してる場面があったりして認知度が上がった感じはします。2012年12月の段階で30万人。透析を受けている患者さんがいます。
 
 
大雑把にこんなとこです。我々、臨床工学技士は透析で使用する機器の操作、保守や点検、大量に使用する透析液の作成、ちゃんと透析が出来ているかの条件の見直しなどいろんな事をやってます。いわゆる「何でも屋」ってやつですね。ええ!雑用も多いですよ! 掃除したり電球も替えるし、特にパソコン関係はありとあらゆる事で呼ばれますから!
 
 
ナースさん「ファイルが開けない〜なんで〜???」
自分「ちょっと見てみますね〜どれどれ・・・あ〜拡張子が消えてますね〜何か拍子で誤って消してしまったんでしょうね〜」
ナースさん「か・・かくちょう?・・・何それ??なんか大きくなってるの??」
自分(し・・下ネタ???)「あ・・いやいや拡張子ってのは・・・・以下略」
 
 

まぁそんな感じで仕事してます。興味がわいたらリンク先を参照してください。

 日本臨床工学技士会
 
 
 
 
 
 
 だらだらと長い文章誰も読んでくれないよなぁ・・・
あっ・・・ステマじゃないっスよ!